MMCプログラムの特徴
三重県では、県内全ての初期研修病院が全て互いに提携しています。
県内の研修医はどの病院に所属していても、選択自由期間※1には、他の初期研修病院で研修することが可能です。
それが、MMCプログラムです。
県内の初期研修病院は16か所あり、個々に大変充実したプログラムを用意しています。
到達目標※2をもとに、所属した病院の指導医と相談し、二度とない最初の2年間を充実した研修にしていただきたいと考えています。
MMCプログラムでは現在、約200枠選択肢を追加提供しています。
協力型病院の新規参加が増え、提供枠が年々拡大していきます。
皆さんの研修をより充実させるとともに、初期研修中に、多くの指導医、先輩と出会うことにより、将来、専門医研修を想定した初期研修を行うことができるようサポートしています。
※1 選択自由期間
あらかじめ研修病院が選択肢を設定する。
将来専門としたい診療科、研修をしたい内容などを選択して研修する、主に2年次にて設けられている期間。
MMCプログラムはこの選択科目に、毎年全ての初期研修病院及び一部の協力型病院から全ての初期研修医向けに約200科を提供している。
※2 到達目標
到達目標
Ⅰ 行動目標 | 医療人として必要な基本姿勢・態度 |
Ⅱ 経験目標 | A 経験すべき診察法・検査・手技 B 経験すべき症状・病態・疾患 C 特定の医療現場の経験 |
初期研修プログラムは、厚生労働省の「臨床研修の到達目標」に準じて作成される。研修医は臨床研修の基本理念のもと、この到達目標に沿って研修を行っていく。
例えば、Bでは頻度の高い症状(35項目。うち20項目は必修、レポート提出)、緊急を要する症状・病態(17項目。うち11項目は必修)、経験が求められる疾患・病態(88項目。うち70%以上の経験が望ましい)など目標は盛り沢山であり、研修医は指導医のサポートのもと、研修を行っていく。
MMCでは到達目標のサポートについて話し合いを行い、県内全域の研修の魅力向上をはかっている。
また研修医共通の手帳を作成して研修医の目標達成をサポートしている。